OCDは家族を巻き込んでしまいます。

自分自身の強迫行為(儀式)に
疲れてしまうと家族が儀式に参加する。

 

OCDは家族を巻き込みやすい病気です。
それはご存じだと思います。

 

例えば、加害恐怖の人は、他人に
ぶつからなかったか確認をします。

 

自分で確認して大丈夫だったにも関わらず、
心配になると家族や兄弟に聞いて確認を
してしまいます。

 

不潔恐怖では手洗いやお風呂に入ってる際、
ちゃんと洗えてるか?洗い残しがないか?を
家族に確認します。

 

初めのうちは、家族も『自分で確認しなさい』
とか簡単に聞き流すのですが、
本人が泣きわめいたりパニックになってるのを
見てしまうと本人の言う通りに
場所を確認したいり、本人が言う通りの
洗い方で手伝ってあげたり本人の希望通りの
ハンドソープや、トイレットペーパーなどを
儀式に行うのを知ってても買ってきたりします。

 

このように儀式行為を家族が代理で行ったり
手伝うことは、強迫観念を強めるばかりか、
家族の生活が立ち行かなくなり、
本人がこの現状をまずいと感じる事の
妨げになるので、結果として治療から
遠ざかってしまうのです。

本人と家族の強迫依存からの脱却がカギ

このように、家族などの集団で負の連鎖から
抜けきれなくなる事を『共依存』といいます。

 

共依存はOCDの他に、アルコール依存症などの
依存疾患にもありがちで、酒をあげるのは
いけないと思っていても、暴力的になる本人を
落ち着かせる為に酒を買って与えたりします。

 

その結果、どんどんエスカレートしていきます。
OCDもまったく同じことが言えます。

 

OCDから脱却するためには、まず家族の
共依存のサイクルを断ち切る事です。

 

一旦出来上がった共依存の関係を断ち切るのは
容易な事ではありません。

 

親が強迫的な場合は、親子で確認の罠に
はまってしまう場合もあります。

 

例えば、母親が1人暮らししてる娘や結婚して
嫁いだ娘に対して、『今日はちゃんと食事の
用意はできたかしら?』などと電話を
したとします。

 

それに対して娘から『肉じゃがを作ったけど
これはこんな感じの手順でよかったかな?
味付けはどうかな?』などと母親に
確認をします。

 

これだけなら普通の親子の会話ですが、
これが一日に何度もあったら異常ですよね。

 

親自身が娘のOCDを誘導尋問し、不安を
あおりたてる事でOCDが発症し、成長するのです。

 

強迫性神経症は、環境が大事だと何度も
記載してますので、親や家族の在り方が
今後のOCDの行方を左右すると言ってもいいでしょう。

 

ですから、まずは脱・共依存をしましょう。

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