成長とともに恐怖の対象を
言葉に出すようにする。

 

子どもにも強迫性神経症は
起こります。

 

現在、強迫性神経症になってる人もの
話からも子供の頃、お母さんの病気が
早く良くなるようにスリッパをきちんと並べたり
電気のスイッチを入れる時に念じたり
したりしていた。

 

という話を良く聴く事があります。

 

子どもは成長とともに何が怖いのか
感じ取り、言葉に出すようにします。

 

例えば、幼児や小学生ぐらいでも、家族や
自身の健康を祈り、自分が良い子で居なければ
災いが起きる。と縁起を担ぐ子がいます。

 

一過性であれば問題ないのでしょうが、
昨日の夜に念じて眠ったら翌朝熱が下がっていた。

 

などと迷信行動に拍車をかけ、
念じ方の儀式が様々な形となって繰り返される
ようになると、OCDの発症が疑われます。

 

また、ランドセルの中の教科書が折れ曲がって
居ないか何度も確認したり、自分の部屋の
中の特定のものがいつもの決まった位置から
ずれると嫌がる、時間割を何度も確認している、
文字の書き直しが多い、など子供は行動を
隠さないので、家族はすぐに気づくでしょう。

 

親は心配ですから、大丈夫。心配ないよ。
と子供の不安を解消しようと言葉をかけますが、
やみくもな保証は子供が嫌悪感や不快感に
耐えるチャンスを奪い、結果的に親への
確認は増えていきます。

子供のOCDは相談先に困る事が多い

中学生ぐらいになると強迫行為を隠すように
なりますが、そのうちに洗う為の石鹸やボディソープを
買ってくるように親に頼んだり、家族に鍵をかけたか
どうか繰り返し確認してもらうようになります。

 

子供のOCDの場合、問題になるのが相談先です。
小児を専門とする精神科医は少なく、
しかも児童精神科は行動療法には消極的な
ところがほとんどです。

 

子供のOCDにもERP(エクスポージャと儀式妨害)
が有効ですから、行動療法の相談が出来る精神科医に
相談する事をおすすめします。

 

多少遠方でも行動療法を行っている
医療機関を受診して、家庭でも出来るやり方を
指導してもらうと、小学校低学年までならすぐに
悪い癖を変える事が出来ます。

 

子供のOCDは両親のどちらか一方が強迫的、
あるいは過度に心配性な場合がほとんどです。

 

家庭での親の行動を変える事で
小児のうちに強迫的な生活にならない工夫を
すると、重症化する事を妨げています。

子供の言動を軽視しないのが親の務め

子どもの質問に気休め的に答えたり、
腫れもののように扱ったり、要求をのんで
強迫儀式の手伝いをする事で、
親が子供の強迫に巻き込まれ、症状の
悪化を招きます。親自身が不安やイライラに
耐えられずに手伝う事がよくあります。

 

子供にOCDの兆候があるなと感じたら
行動療法の専門家に相談し、家族が行動療法を
学ぶことが悪化を防ぐ近道になります。