悪い考えや行動したい衝動を告白・・・?

悪い考えや行動を人に告白し、
懺悔を繰り返す事で悪い考えや
行動がエスカレートしていく恐怖。

 

ある親子がこんな会話をしてました。
子『僕、今日お店に行ってお菓子を盗ん
  だりしないかな?ねぇお母さん』

 

母『あなたは悪い事する子じゃないから
  大丈夫だよ』

 

これは一見、普通の親子の会話ですが、
この子は数年後にはOCDと診断されます。

 

普通、子供は心にとどめておけないような
恐怖を親に打ち明け、親はその恐怖に対して
『大丈夫』と保証するのが当然です。

 

ところが、この子の場合は『盗んでしまうのでは
ないか?』という怖い考えを自分で抱える事が
出来ずに、誰かに話す事で安心感を得ようとします。

 

話しても母親は、自分を許してくれそんな悪い
考えを告白しても大丈夫と保証してくれ
るわけです。

 

どんな悪い考えも行いも、悔い改めれば
許されるという懺悔のようです。

 

そして時には母親が驚いたり、いつものより
異様に反応する事があると、
好奇心の強い子供は次々と新しい
【悪い考え】を思いついて母親の
反応を確かめたりするようです。

悪い考えや行動を告白するという儀式には苦痛は伴わない

衝動のままに行動をするには次々と
よりリスクの高い行動をイメージしなければ
好奇心は満たされません。

 

それを懺悔する度に『ここまでなら
悪い事を考えても大丈夫』という
範囲が増えていき、許されないギリギリに
抵触するのはどんな考えなのか?行動なのかを
確かめたくて、内容は過激になります。

 

具体的に言うと『おかしな趣味をもってる』とか
『犯罪を犯すかもしれない。』とか悪さや
規模がどんどん大きくなっていきます。

 

始めは万引きなどの発言からどんどん過激になり
銀行強盗を・・・という発言に変わっていくのです。

 

そうした悪い考えを親や配偶者に伝え、
承認要求を儀式として繰り返す、
今までお話しした強迫観念とは少し
異なるタイプの強迫性神経症になります。

 

例えば、不潔恐怖、洗浄強迫の人も
清潔になる事を望んではいないとはいえ、
儀式が長時間になると苦痛になります。

 

ところが、懺悔強迫や収集癖は儀式自体に
苦痛を伴わず、むしろ望んでいます。

 

ホッとする居心地のいい感覚なのです。
その為、懺悔強迫では告白することで
心地よさを追求する事ができるため、
懺悔の内容がどんどん湧いてくるように
なるのです。

懺悔強迫を持つ、30歳Mさん男性の体験

子供頃から症状が出ていました。

 

子供の頃は万引きする事を恐れており、
大学生になると電車で女性への痴漢を
恐れるようになったそうです。

 

可能な限り女性からは身を離して席を
取るようにしていたそうです。

 

結婚してからは、妻が妊娠してから妻の
首を触るようになり、どこまで締めたら嫌がる
のだろうか?と試してみたり、
大きなお腹を強く押してみたりし
だんだんエスカレートしていったそうです。

 

生まれた子供に危害を加えたいとまで
思うようになったそうです。

 

そこで自分と同じような症状の人は居るのか?
気になりネットで調べてみると同じような
症状の人が居て、自分の病気を知ったそうです。

 

そこから、専門家の元でOCD克服に向けて
努力しているそうです。