いつか使うかも・・・

ものを収集する事に快感を覚え、
捨てる時の後悔から物が捨てれない。

 

誰でも新聞や雑誌を『後で読もう』と
思いながらも読まないまま溜めこむ事が
あると思います。

 

普通は、読まないまま溜まってしまい、
置き場が無くなってしまうと『仕方がない』と
諦めて捨ててしまいますが、収集癖の人は
新聞や雑誌を補完する場所が無いほど
溜めこんでも『いつか読むだろう』と思い、
いつまでも捨てる事がありません。

 

これを世間ではゴミ屋敷として認識してると思います。

 

家族が無理に捨てようとすると、
大事な記事や二度と読む事が出来ないかも。
と思い、失う事への恐怖に捉われます。

 

収集癖は、新聞や雑誌だけではなく
無料で配られているサンプルをいつまでも
使用せずに持っていたり、ご当地ものや
期間限定ものイベントものなどにも反応し
二度と巡り合えないかもしれないお宝グッズ
として集めまくります。

 

他にも、職場で使用したフセンやお菓子の
包装紙、印刷ミスをした書類など、何かに
使えるかもしれないという思いから、
その場から持ち出したりします。

 

仮に持ち帰らないとしても職場に来る
古紙回収業者を気にしたり、
同僚がどう扱うのかを異常に気にします。

 

収集癖の方は、収集する対象が『物』だ
けではなく、パソコンにインストールした
無料のソフトにもおよびます。

 

パソコンの容量がいっぱいになっても、
削除する事が出来きない事もあります。

 

さらに収集癖の怖い所は『情報』を
収集するとなると非常に厄介です。

 

情報になってしまうと耳で聞くことや目で
見る事のすべてが情報ですので、例えば
出勤途中にマンホールを見てしまい、
『どのような構造なのだろうか?』と思うと
マジマジと見てしまったり、開けて中を確認
したりして納得のいくまで調べたりします。

 

その結果、会社に遅刻したり無断欠勤をしたり
する事もあります。

お金の有無が収集癖を加速させる

例えば、お金に余裕がある場合にお店に行くと
限定セール、季節ものイベントなど『今しか
買えない』や『ここでしか買えない』に
敏感に反応します。

 

その結果、不要であるにも関わらず
沢山購入してしまったり集めたりしてしまう
ケースも少なくありません。

 

収集癖には、ゴミなどの不要物を集める
ケースもありますし、新品のものを集めて
しまうケースもあります。

収集癖の看護師の三上さんの体験

看護師の三上さんは、病院に勤めて
いる際に差し入れで頂いたお菓子の
包装紙が気になります。

 

そこで、誰かにぐちゃぐちゃにされて
捨てられるよりは私がこの子を持って帰った
方がいいなと思い込みその包装紙を
持ち帰らずにはいられない衝動に駆られます。

 

また帰宅途中に見つけた空き缶や枝、箱なども
気になり持ち帰る事もあります。

 

気がつけば部屋中にお菓子の包装紙や
空き缶など持ち帰った不要品で寝る場所も
無くなるほどになり家族と一緒に専門医の元に
相談に行きました。

 

このように、収集癖の方は自分が気になった
物が収集の対象になるので必要とか
不要とかは関係がありません。

 

おかしなことをやっていても辞める事が
出来ないのは誰でも同じなのです。で
すから専門医にかかる事がとても大切です。

収集癖・保存強迫・強迫的溜めこみの心理

溜めこむと言う行為じたいは何も
強迫神経症の特有の症状ではありません。

 

うつ病や不安障害、発達障害認知症や
依存症などいわゆる精神疾患と呼ばれる
病気を持つ人には見られる傾向です。

収集癖

収集をする方は『買わなかった』や
『拾わなかった』という行為をしてしまう事に
不安を感じ、気が気ではなくなります。

 

収集する事が日常的な習慣になってしまうと
それが無意味な行動と分かっていても
辞める事が出来なくなります。これは
他の強迫的行為と同じですね。

保存強迫・溜めこみ

最も溜めこむのが多いものが、
雑誌や新聞、レシートだそうです。

 

大抵の人がこの機会を逃してしまうと
2度と出会う事が出来ないのでは?
という強迫に駆られる事が分かってます。

捨てられない心理や不安

実際に物が溢れかえってしまうと、
さすがに捨てないといけない!と
思う方も居るそうです。

 

しかし、強迫性緩慢の兆候が見受けられる
ケースがありゴミを分別したり
捨てる事の順序立てが出来なくて
そのまま放置する事もあります。

 

他にも、汚染恐怖、洗浄恐怖、確認行為など
他の強迫観念を持つ方も自分の行為自体に
疲弊してしまい、ゴミを捨てるエネルギーを
無くしてしまう事でゴミを溜めてしまうという
事がよくあります。

 

ただ、一つ違う事があり、それは収集癖、
保存強迫・強迫的溜めこみの症状を持つ方は、
他人に自分の物を勝手に触られたり処分
される事を嫌がります。

 

自分の強迫観念や儀式のルールが
冒され、その後に起こるであろう不安や
苦痛を考えると居てもたってもいられなく
なるからです。その為、自分が面倒だから
業者に頼めばいいや。なんて事はなくむしろ
誰に頼む事に関しても抵抗があるのです。

収集癖・保存強迫・強迫的溜めこみの治し方

結論から言うと、他の強迫神経症に
比べて非常に厄介なケースが多いです。

 

というのは、他の症状に比べて自分の
症状が『病気』であるという認識が薄い為、
それ自体が深刻な事だと思いにくいのです。

 

ですから、自ら専門医に掛かる事や
治療て克服しよう!という意思は
他の強迫観念に比べ低いと考えられます。

 

家族や友人は、それを見るとなんとか
受診させよう。と思っても本人を説得
するのは難しいでしょう。かえって、
強い抵抗にあうのではないでしょうか。

 

第一歩としては片づけさせる事よりも
いい人間関係を作り、耳を傾けて
貰える環境づくりが大事かもしれません。

 

収集癖、保存強迫・強迫的溜めこみの
治療法も薬物療法と認知行動療法と
なります。

 

海外では溜め込み患者の為の専門の
医療機関があるそうですが、日本ではまだ
ありませんので、強迫神経症を専門に
している病院を訪ねる方がいいと思います。

 

家族の心構えとして『今すぐ治って欲しい』
『100%治って欲しい』と願うのは少し
大変な事だと思います。

 

1%でもいいから今より良くなってくれたら
いいな。位の気持ちで長くゆっくり取り組む
覚悟が必要です。

 

森田療法で幸せを勝ち取る みんな読んでます