縁起の悪い事が頭から離れない・・・

縁起の悪い考えが頭を支配して
しまい離れず、強迫行為を繰り返す。

 

縁起恐怖がどんな症状かと言いますと、
車に乗ってハンドルを握った瞬間に嫌な予感や
不吉な予感がする事があると思います。

 

その時に大抵の人は、『いやいや、そんな事は
ありえない。気にせず行こう』とか、『一応、
気を付けるか!』など、気を取り直したり
安全運転で行こうと心がけます。

 

しかし、縁起恐怖に支配されている人の症状は、
『今日こそ事故を起こすかもしれない』と言う
縁起の悪い観念が湧き、頭から離れなくなります。

 

車を降りて、周囲の安全を確認しまた車に
乗り直しますが、ハンドルを握った瞬間に
再び、悪い観念が思い浮かびまた車を降ります。

 

それがいつまで続くと思いますか?
それはハンドルを握った瞬間に悪い事が
思い浮かばなくなるまで永遠に繰り返します。

 

もし、悪い観念が消えないままその日が
終わる事もあり、仕事や予定をキャンセル
する事もあるとの事です。

 

縁起恐怖(強迫観念)はどんな瞬間に
起こるかは人それぞれで、ハンドルを握った
瞬間の方も居れば、エンジンをかけた瞬間、
ドアを閉めた瞬間など様々です。

 

さらに、強迫観念が思い浮かばないまで
ひたすら行動を繰り返す方も居れば、
呪文を繰り返す方もいますし、
幸運の石などを握りしめる方も居ます。

 

他にも、玄関を出る時は右足から出ないと、
悪いことが起きてしまうとい思い込みがあり、
うっかり左足から出てしまうと家に戻って一から
やり直したりします。

 

歩道の格子目を踏むと、縁起の悪い事が
起こると考える癖がついてる為、格子を踏まない
ように歩き、少しでも踏んでしまうと、一から
やり直したりします。

 

4や9、42と言う数字を不吉に思っており、
敏感に反応する方も居ます。

 

例えば、お店に入った時間が42分(死に)に
入ると不吉に思い、お店をいったん出て入り
直したりします。

 

こんな無意味な行動を繰り替えしてしまうのです。
延々と儀式を繰り返す為、物事が進まなくなります。

他の強迫性神経症(OCD)より強い恐怖を感じています。

縁起強迫の人が恐れる、
『目に見えない災い』は、自分に降りかかる
だけではなく、家族に降りかかるという
恐れもあります。

 

家を新築し、結構、会社を興し子供が
生まれ順風満帆の人生と思った矢先に
家族が急病になり、子供の健康を異常に
願うという強迫儀式が始まった方も居ます。

 

この方は、不吉な考えが思い浮かばない
まっさらの時にしか仕事が出来ません。

 

不吉な考えがわいた時に部下がやった
仕事はやり直しを命じ、仕事が進まなく
なりました。

 

縁起強迫は、神罰のような途方もない
事を想像する為、恐怖の程度が他の
症状に比べ高いと言えるのです。

縁起恐怖に悩む宗方さんの症状。

宗方さんは、普段の生活の中で、
自分がなりたくない人間像を身近に
感じると、『汗っかきのあの人のように
自分はなりたくないのに、あの人のように
なってしまうのでは?(Aさん)』
という強迫観念に襲われます。

 

その人のようにならないように儀式を
始めます。それを自分の納得の数だけ
繰り返すのです。

 

これだけでも十分にやっかいなのですが、
これだけでは済まないのが縁起恐怖の
怖い所です。

 

例えば、Aさんのようになりたくないと思って
居た宗方さんになりたくない人(Bさん)が
現れた場合にどうなると思いますか?

 

口臭のきついBさんのようにはなりたくない。
と思うのです。そして、Aさんのようにならない
儀式を行い、次にBさんのようにならない
儀式を行います。

 

それが、Cさん、Dさんと出てきてしまうと、
夜が眠れない。朝に出勤できないなど
生活に支障が出てしまうのです。

縁起恐怖の症状になったきっかけ

宗方さんはもともと、強迫性障害では
ありませんでした。

 

しかし、年頃の22歳の頃に女性にモテたい
という気持ちから理想の男性像を思い浮かべ
その男性像になる為の努力を始めた事が
きっかけです。

 

その内に、女性の会話や情報から女性が
嫌う男性像が耳に入るのです。

 

女性が嫌う男性像に『汗かきはね〜とか
口が臭い人は・・・』などの声から、自分が
なりたくない男性像に近づかない為の努力を
するようになります。

 

その結果が強迫性障害と言う病気になったのです。