確認行為を行うだけで日が暮れる

  • ガスコンロの火は・・・
  • 家の鍵は・・・
  • 戸締りは・・・
  • 忘れ物は・・・
  • 捨てていいのか・・・

など、誰でも日常に確認するレベルの
行為が恐怖になり、確認行為を繰り返し

  • 待ち合わせに遅れたり、
  • 日が暮れてしまったり、
  • 仕事で迷惑をかけたり
  • 家族や友人に迷惑をかけたり、

する事で日常の生活をする事すら
困難になってしまう症状の事です。

確認行為は安心を生まず、不安を広げる

確認行為を繰り返しても、
強迫観念は広がり続ける

 

外出した後に、うっかりガスコンロの
火を消し忘れたのではないか?
と不安になる事が誰でもあります。

 

普通は一度は戻って確認したとしても、
確認後は安心して出かける事が出来ますが、
強迫性神経症の方は、再び数歩歩いたり、
何分か経過すると、『本当に消えていたか?』
と疑念が浮かび上がり家に再度戻って
確認をします。

 

これを、幾度となく繰り返してしまいます。
その結果『火が消えていて安心だ』という
結論には至らずに、不安だけが残ります。

 

そうして、日が暮れたり家族や友人、恋人から
愛想を尽かされたり怒られたりする事も
多いでしょう。

 

仮に外出を出来たとしても、
『火が消えていたのは幻で今頃は火事に
なってるのでは?』とか、

 

『元栓からガスが漏れ続けているのでは?』
とか、疑念(強迫観念)は深まり続けます。

 

このような症状を加害恐怖の確認行為と言い、
強迫性神経症の中でも不潔恐怖と並んで
多い症状の一つです。

確認行為の根本は、家族や愛する人への愛?

家族や友人からの
自分自身への評価が気になる?

 

ガスコンロの火を消したかどうか
以外にも玄関の鍵や水道の蛇口など
気になる事は日常生活に溢れています。

 

お金が入ってるかどうかは別として、
財布を落としたのでは?とか車のカギを
無くしたのでは?と探してしまうという
確認の対象はたくさんあります。

 

ただ、確認行為の根本で恐れているものは
ガスコンロの火を消していなかったため、または
水道の蛇口を閉めていなかった為に起こる
災難から家族や恋人など、自分が大切にする
人からの評価や、責められる事を恐れてしまい
確認をする事が根本にあるとも
言われています。

 

その為、確認行為は【加害恐怖】とも呼びます。

何度確認しても不安が解消できないと・・・

確認行為を家族にしてもらったり

家から一歩もでないと言う結論に。

 

何度確認しても不安が解消さるどころか、
強迫観念はどんどん大きく膨らみます。

 

自分では確認行為に疲れてる為、
例えば家族に家の鍵をしまったりか
確認して欲しいとお願いしたりする事もあり
最終的には【周囲の人を巻き込んで、
代理の確認儀式を行うようになります】

 

家族全体の生活にも支障をきたして
しまう為、家族に強迫性神経症を
持つ方の対処法なども注目されています。

 

本人は、不安の対象物の近くに居るようになり
仕事を辞め、家に引きこもったりしてしまい
行動範囲が極端に狭まります。

ランキング恐怖

確認行為は、家族や恋人などを
自分のミスから問題を起こしてしまい、
『役立たず』や『無能者』などと
呼ばれる事を恐れています。

 

その結果、見捨てられたり、相手にされなく
なったりするのでは?と思い込み自分の
社会的地位が下がるのでは?という
気持ちが背景にあるともされています。

 

それをランキング恐怖といいます。
加害恐怖(確認行為)とは、ランキング恐怖と
きってもきれいない関係になっているのです。

加害恐怖から来る確認行動の体験談

加害恐怖とは、知らずのうちに他人を
傷つけていないか?を過剰に心配する
事ですが、いろいろな症状があるので、
Kさんの体験談を見てみましょう。

道ですれ違う人への加害恐怖と確認行為

Kさんの場合は、道で他人とすれ違った時
触れてもいないにも関わらず、『人にぶつかった
かもしれない』と不安になり、人とすれ違った
場所に戻り、倒れている人が居ないか
確認をしにいきます。

 

通常は15分程度で着く距離でも1時間を
要したりする事も日常茶飯事だったそうです。

職場での加害恐怖と確認行為

Oさんの場合は、仕事中にこのような出来事が
頻繁に起きていたそうです。

 

メールの確認をしていると、『今へんなキーを
押してしまったのでは?』と不安を抱いた事から
このパソコンは壊れてしまうのでは?とか、
プログラムやホームページを書き換えてしまったの
では無いだろうか?とか心配になり、何度も
確認をしたそうです。

 

また、このコピーは間違っていないだろうか?
今、送ったメールは間違っていなかったか?
など、心配で確認作業を繰り返し仕事に
ならない事が多かったそうです。

 

結果、休職を余儀なくされたそうです。

加害恐怖の確認行動のまとめ

この症状は、人によってや環境によって
様々な症状が出る事が多いのが特徴です。

 

また、それぞれの症状が重複して反応して
しまいパニックに陥ったり、うつ病になったりと
症状が重くなるケースも非常に増えている
そうです。

 

やはり、どの症状もそうですが、専門家の力を
借りるという事はとても大事な事ですので、
家族や友人に相談して専門家の力を
借りる事から始めるといいでしょう。