洗浄強迫は強迫性神経症の中でも比較的多い症状で代表的な症状だと言えます。キレイ好きや潔癖症と誤解される事もありますが、実際の所は根本的に違いがあります。洗浄強迫と潔癖症の違いキレイ好きや潔癖症の例で言うと、物が決まった場所に置かれていないと気が済まなかったり細かい所まできちんと掃除をしたり整理整頓をしたりする人を言います。しかし洗浄強迫になると、その対象が物になる場合もあれば人になる場合もあり、自分のテリトリーだけの話では無く、範囲も想像も広がり対象が増えて行く事に特徴があります。洗浄強迫の対象が物の場合洗浄強迫の対象が排泄物、血液、体液、ばい菌、精液、ウイルス、土や砂、PM2.5、放射線など...
悪い考えや行動を人に告白し、懺悔を繰り返す事で悪い考えや行動がエスカレートしていく恐怖。ある親子がこんな会話をしてました。子『僕、今日お店に行ってお菓子を盗ん  だりしないかな?ねぇお母さん』母『あなたは悪い事する子じゃないから  大丈夫だよ』これは一見、普通の親子の会話ですが、この子は数年後にはOCDと診断されます。普通、子供は心にとどめておけないような恐怖を親に打ち明け、親はその恐怖に対して『大丈夫』と保証するのが当然です。ところが、この子の場合は『盗んでしまうのではないか?』という怖い考えを自分で抱える事が出来ずに、誰かに話す事で安心感を得ようとします。話しても母親は、自分を許してくれそ...
排泄物や血液から感染し、慢性的な経過をたどる病気が恐怖の対象に・・・疫病恐怖、洗浄強迫は『心気症』と似ているようでかなり違うところがあります。心気症の人の恐怖は『何か悪い病気かもしれない』という漠然としたものです。一方、疫病恐怖の人は糞便からうつる赤痢や寄生虫による感染症や性行為で感染するエイズや梅毒、肝炎など、昔から世間一般に知られ、慢性的な経過をたどり『病気もち』としての重荷を背負いながら、生きながらえる病気が恐怖の対象になります。がん、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や長寿の結果生じた病気などは恐怖の対象にならないのが一般的な症状です。誰もが知っている大腸菌や新型インフルエンザ、クラミジア...
ものを順序立てて並べたり、きっちりと左右対称である事にこだわる不完全恐怖の人は、例えば全巻で30巻まであるマンガがあるとして、左から順序よく1-30の順にきちんと並んでいないと気がすみません。また、同じものをもう1セット購入し1セットは触れずに観賞用として、1セットは読む用とする場合もあります。1セットのみだったら汚してしまったり無くしてしまった場合に完全な状態を保てなくなる為です。また、自分の定めた秩序に合わないものは気になる為、数や形、センスの合わないものを捨ててしまう人もいます。捨てる物は小物から、家具に至るまで多岐にわたります。他にも、何か知りたい事があって本やインターネットで調べてる...
ものを収集する事に快感を覚え、捨てる時の後悔から物が捨てれない。誰でも新聞や雑誌を『後で読もう』と思いながらも読まないまま溜めこむ事があると思います。普通は、読まないまま溜まってしまい、置き場が無くなってしまうと『仕方がない』と諦めて捨ててしまいますが、収集癖の人は新聞や雑誌を補完する場所が無いほど溜めこんでも『いつか読むだろう』と思い、いつまでも捨てる事がありません。これを世間ではゴミ屋敷として認識してると思います。家族が無理に捨てようとすると、大事な記事や二度と読む事が出来ないかも。と思い、失う事への恐怖に捉われます。収集癖は、新聞や雑誌だけではなく無料で配られているサンプルをいつまでも使...
強迫性緩慢はあらゆる行動を儀式的にやらなければ気がすまず、動作が極端に緩慢に見える・・・強迫性緩慢と言うのは、順序立てた儀式をやり遂げたいという達成感を求める傾向があります。目標に向けた行動の開始と固執行動の抑制が困難な、比較的珍しい変異型のOCDと言われる事もあります。強迫性緩慢の人はメンタルチェッキイングと呼ばれる頭の中で繰り替えす確認によって、表面上は動きが止まってみえます。一方で頭の中はパニックになっていて、一つの行動を決断する事に多大な労力を要すからです。多くの場合は洗面や洋服選らび、手洗いや食事などの日常生活でやる事すべてを儀式的に行い、その一つ一つにまた細やかな確認が入ってきます...
縁起の悪い考えが頭を支配してしまい離れず、強迫行為を繰り返す。縁起恐怖がどんな症状かと言いますと、車に乗ってハンドルを握った瞬間に嫌な予感や不吉な予感がする事があると思います。その時に大抵の人は、『いやいや、そんな事はありえない。気にせず行こう』とか、『一応、気を付けるか!』など、気を取り直したり安全運転で行こうと心がけます。しかし、縁起恐怖に支配されている人の症状は、『今日こそ事故を起こすかもしれない』と言う縁起の悪い観念が湧き、頭から離れなくなります。車を降りて、周囲の安全を確認しまた車に乗り直しますが、ハンドルを握った瞬間に再び、悪い観念が思い浮かびまた車を降ります。それがいつまで続くと...
ガスコンロの火は・・・家の鍵は・・・戸締りは・・・忘れ物は・・・捨てていいのか・・・など、誰でも日常に確認するレベルの行為が恐怖になり、確認行為を繰り返し待ち合わせに遅れたり、日が暮れてしまったり、仕事で迷惑をかけたり家族や友人に迷惑をかけたり、する事で日常の生活をする事すら困難になってしまう症状の事です。確認行為は安心を生まず、不安を広げる確認行為を繰り返しても、強迫観念は広がり続ける外出した後に、うっかりガスコンロの火を消し忘れたのではないか?と不安になる事が誰でもあります。普通は一度は戻って確認したとしても、確認後は安心して出かける事が出来ますが、強迫性神経症の方は、再び数歩歩いたり、何...
・誰にも汚されたくない!・聖域を作り、必死に守ろうとする恐怖。不潔恐怖は、自分の手や体が汚染されているという感覚に支配され、しつこく手を洗ったり、シャワーを浴び続けると言った洗浄行為を続けてしまいます。汚染はいわゆる不潔なものから化学薬品や嫌悪感的なイメージなど多岐にわたります。これにはいくつかタイプがあり自分の手や身体が世の中で一番キレイでありたいからと言うのが『不潔恐怖・洗浄強迫タイプ』自分の汚れた手や身体で大事な人や世間を汚したくないという考えで支配される『加害恐怖・洗浄強迫タイプ』縁起の悪いイメージを手洗いによって払拭しようとする『縁起強迫・洗浄強迫タイプ』などがあり、恐怖の対象を見極...